「ペット」と聞いて思い浮かべる動物の代表格と言えば、一般的にはワンちゃん・ネコちゃんかと思います。
私が奏くんをお迎えした2012年から比べると、現在はうさぎさんを含め小動物を扱う病院が増えたこともあり、飼育数は年々増加傾向にあります。
それでも犬・猫に比べるとまだまだ少ないのが現状で、実際私もうさぎさんを飼っていることを人に言うと珍しがられます。
そこで今日は、よく聞かれるうさぎさんについての疑問をまとめてみました。
- 一般的に認知されていないうさぎさんに対する疑問
- うさぎさんについて勘違いされていること
これら疑問に対しての回答を書いています。
飼っている人にとっては当たり前なことばかりですが、実際に聞かれると
『意外と知られていないことが多いんだな』
と、驚きましたし、勘違いされているような部分は訂正しつつ、Q&A式でまとめてみました。
- うさぎさんをお迎えしようか迷っている
- 一般的に良く聞くうさぎさんの常識が合っているか知りたい
疑問編
何を食べるの?
牧草や野菜、果物を食べます!
- 主食はチモシーをはじめとする牧草。
- 補助食としてペレットやサプリメント
- おやつに生や乾燥させた野菜や果物
子うさぎの時期には、牧草より栄養価の高いペレットを主食として与えることもあります。
年齢によって、またうさぎさんの好みによって与える食べ物は変わりますが、基本的には牧草を食べ放題状態にしておくのが一番です。
うさぎさんの歯はどんどん伸びてきてしまうので、牧草メインの食事にしてよく噛ませることが大切です。
硬いものを食べることで自然と歯が削られ伸びすぎ防止になります。
おやつはコミュニケーションを取るために1日1、2回程度にしておくと良いです。
糖分が多いのでおやつのあげ過ぎには要注意!
ペレットを食べる奏くん。ものすごい食いついてきます。笑
散歩は必要なの?
散歩までは行かなくても運動させることは必要です!
屋外を毎日散歩するようなことはありませんが、毎日一定時間は広い場所で遊ばせることが必要です。
室内で放し飼いにし、いつでも遊べるようにする方もいます。
ちなみに奏くんは前者です。夜に1時間ほどケージから出してサークル内で遊ばせています。
どのぐらい生きるの?
10年以上生きているうさぎもいます!
私が奏くんをお迎えした 2012年当時は、平均寿命が5〜6年で、7〜8年生きれば長生きと言われていました。
しかし、ここ数年は平均寿命が7〜8年で、10年以上生きるうさぎもかなり多くなりました。
冒頭でも話した通り、近年は小動物を見てくれる動物病院もかなり増え、ご飯やサプリメントの質も良くなったことが影響しています。
勘違い編
水を飲まないんでしょ?
水は飲みます!水分補給をさせないなんて言語道断です!!
主に給水ボトルで与えますが、うさぎさんによっては使い慣れない場合があるのでお皿に入れてあげます。
お皿はひっくり返すことがあるので、陶器など重さのあるものがおすすめです。
奏くんはお店にいる時点でボトルから飲んでいたので、合わせてずっとボトルでの給水方法です。
寂しいと死んじゃうんでしょ?
基本昼間は寝ているので心配ないです。
うさぎさんは夜行性です。一般的な人は日中仕事して夕方〜夜に帰宅するので、ちょうど帰宅時間に起き始めます。
もちろん、活動時間にはちゃんと遊んであげたりコミュケーションを取っていくことが大切です。
手がかからないんでしょ?
個体差もありますが、手がかからないということはないです。
大前提として、命ある存在なのでちゃんとお世話をすることが大事です。
前述した通り、屋外へ散歩などは必要ないのでその辺りは多少楽と思えるかも知れません。
ただし、毎日運動させる必要はありますし、身体が小さいので食事の影響をモロに受けます。
胃腸の調子が悪くなるとフンの大きさが小さくなったり、または出なくなって腸閉塞や鬱滞を引き起こします。
また、異常に鼻をヒクヒクさせている、歯軋りをしているときは強いストレスを感じていることがあります。
毎日の様子をしっかり見てあげて、小さな違いに気づいてあげましょう。
まとめ
うさぎさんは自然界だとどちらかと言えば捕食される側です。
大きな音や大きな影には強いストレスを感じてしまいます。
また匂いに敏感なためご飯を急に変えると食べなくなってしまうことがあります。
人間にとっては小さな変化でも、うさぎにとっては大きな変化です。
私としてはお迎えしたいと思ってもらえるのは嬉しいことなのですが、可愛いからだけではなく、「うさぎ」という存在そのものを理解することを忘れないようにしてもらいたいです。
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