早いもので、3月になりました。
この時期、4月から始まる新生活の準備をする方も多いと思います。
春は新しいことが始まる反面、精神的にストレスを多く受ける季節。
新しい環境、新しい人間関係…
特に、人間関係の悩みは尽きず、
『クラスメイトや部活の仲間と仲良くできるかな?』
『職場の人とうまくやっていけるかな?』
私自身、正直言うと友達も多くない方です。
そして職場では、仕事上の関係として割り切った付き合いをしています。
ただ、これは「自分で納得している上での立場」です。
友達も全くいないわけではないので、お互いの時間が合う時にお茶をしたり買い物に行ったり、自分に合ったペースで関係を築いています。
要は、自分のことを知った上で、納得した立ち回りをすることが大事なのです。
「自分のことを知っている」と言うことは、それだけで自信につながります。
新しく買った家電使うのに、まず説明書を読みますよね。
これを同じように、自分の説明書を持っているだけでより安心感を得られるし、客観的に見直すことができます。
今日は「自分の説明書」として使える、ひとつのツールについて紹介します。
それは
ストレングスファインダー
と言うものです。
- 人間関係でうまく立ち回りたい
- 自分の強み、弱みを知っておきたい
- 自分のことを深掘りしたい
- 自分の特性を仕事に活かしたい
先ほど、「自分で納得している」なんて偉そうなことを書いていましたが、ここまで来るのに色々迷いながら生きてきました。
過去にも考え方を変えられるような方法を模索した記事を書いています。
メンタル系の内容についてはこれらの記事をご覧ください。
また、自分を深掘りする方法として、別のツールも使用した記事を書いています。
ストレングスファインダーとは?
「ストレングスファインダー」
なかなか聞きなれない言葉だと思います。
長めの横文字でちょっと難しそうな感じがしますよね。
この記事では初めての方へ向けて一生懸命解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
ストレングスファインダーの基本情報
まず、「ストレングスファインダー」とは何かについて。
アメリカの企業、Gallup(ギャラップ)社が提供している「自己分析ツール」です。
このツールを開発したのは、「ポジティブ心理学の祖父」として知られる著名な心理学者ドン・クリフトン(ドナルド・O・クリフトン)氏。
サイト上で177個の質問に答えることで、自分の才能(強みの元となる資質)を導き出します。
※現在は「クリフトンストレングステスト」という名称でリリースされていますが、この記事では広く認知度が高い以前の名称である「ストレングスファインダー」として紹介します。
導き出される資質は全部で34個!
資質は、強く現れた順番に表示されます。
ストレングスファインダーのテストを受けるには
テスト(診断)を受けるには3つの方法があります。
最終的には公式サイトで質問に答えるので、入口が3つあると言った方が分かりやすいですね。
- 公式サイトから直接アクセスコードを購入
- 関連書籍を購入してアクセスコードを得る
- スマホアプリからアクセスコードを購入
私はすぐにテストを受けたかったので、①の公式サイトから直接の方法を取りました。
これは急いでいる方には良い方法だと思います。
③のスマホアプリも、パソコンを持っていない人で早くテストを受けたい人にはオススメです。
ただテストを受けた後、さらに資質ごとの知識を深めたくなるんですよね。
そうなったときに、書籍だと解説などがあるので②の方法が良かったかな、と少し後悔中です。
ちなみに書籍を買う際の注意点ですが、買うなら必ず新品にしましょう!
中古品だとアクセスコードが使用済みの場合があります。
テストを受けた後、参考のために購入するのはOKです!
対象の書籍については後ほど紹介します。
ストレングスファインダーのテストについて
残念ながらストレングスファインダーのテスト内容について記載することはできませんが、実際に私がテストを受けての結果などについて書かせていただきます。
先ほど触れた通り、結果として現れる資質は全部で34個。
上位の資質は自分の強みの元、下位の資質は簡単にいうと自分に足りない要素、弱みの元となります。
ちなみに、テストは上位5個のみの結果が分かるものもありますが、34個の資質全部が分かる方を受けることをお勧めします。
下位の資質も把握することが重要だからです。
自分をより理解するには、足りない要素も知っておきたいですからね。
ストレングスファインダー34個の資質について
34個の資質は4つのグループに分けられます。
※グループごとの色は公式の色分けを参考にしています。
ストレングスファインダーのグループ分け
①実行力
物事を成し遂げるための力、「実行力」としてまとめられる資質は以下の通りです。
- アレンジ
- 回復志向
- 規律性
- 公平性
- 慎重さ
- 信念
- 責任感
- 達成欲
- 目標志向
②影響力
人に意見を述べられる、耳を傾けさせられる、主導権を握ることができる力、「影響力」としてまとめられる資質は以下の通りです。
- 活発性
- 競争性
- コミュニケーション
- 最上志向
- 自我
- 自己確信
- 社交性
- 指令性
③人間関係構築力
人の個性や特徴を見極め、チームとして団結できる力、「人間関係構築力」としてまとめられる資質は以下の通りです。
- 運命思考
- 共感性
- 個別化
- 親密性
- 成長促進
- 調和性
- 適応性
- 包含
- ポジティブ
④戦略的思考力
物事を分析し先を読んだり適正な判断を下せる力、「戦略的思考力」としてまとめられる資質は以下の通りです。
- 学習欲
- 原点思考
- 収集
- 戦略性
- 着想
- 内省
- 分析思考
- 未来志向
ストレングスファインダーで私の結果
テストを受けた後は、その結果をまとめたレポートを得ることができます。
レポートは、資質の高い順で5位までが詳しく解説されているものです。
さらに6〜10位まではそれより少し短い説明、そのほかの資質も簡単に特徴が書かれています。
また、先ほどの4つのグループで、どのグループの力が一番強いか、それを活かすための成長法についても知ることができます。
私のテスト結果ですが、34個の資質全てを紹介するのは長すぎるので、上位・下位5個ずつに留めさせていただきます。
上位5個の資質
私の場合、上位5個の資質はこの順番でした。
- 適応性
- 慎重さ
- 共感性
- 戦略性
- 回復志向
それぞれの資質について簡単な説明はこちら。
<適応性>
変化の流れに乗ることができ、多様性を受け入れ好む。
物事の変化に対応できる反面、優先順位が変わりやすかったり優柔不断と言われることも。
<慎重さ>
物事を徹底的に考え、目的をもって行動ができる。
身長で控えめな反面、親密な間柄でないと自分のことを話さない傾向がある。
<共感性>
人の気持ち、感情を読み取ることができる。
人に共感しやすい反面、自分のエネルギーを消費しやすい。
<戦略性>
ひとつの物事に対してたくさんの選択肢を想定することができる。
たくさんのことに気づく反面、相手に批判的と捉えられてしまうことも。
<回復思考>
自分や人の問題を修正、改善することができる。
トラブルを解決する能力を持っている反面、短所に目が行き自分に厳しくなってしまうことも。
私の家庭環境として、3人姉弟の真ん中だったので、周囲に気を使っていたのは確かです。
それが、適応性・共感性に表れているのだと思います。
また、どちらかと言うと行動するより考える方が好きです。
「こうなったらいいな・嫌だな」
と、いろんなパターンを考えることが多く
過去には友人から「考えすぎだよ」
なんて注意されることもありました。
これは、慎重さ・戦略性だと思います。
また、回復志向については、自分の足りないところを人と比べがちなので、よく表れていると思います。
下位5個の資質
私の下位資質の5個については以下の通りです。
- 競争性
- 責任感
- 規律性
- 原点思考
- 公平性
それぞれの資質について簡単な説明はこちら。
<競争性>
対象の相手に勝つことを目的として自分を高めることができる。
モチベーションを高く持てる反面、勝ち負けにこだわってしまう傾向がある。
<責任感>
自分の立場や役割を全うすることができる。
約束を守るなど誠実な反面、果たせなかった時に罪悪感を感じたり、相手にも誠実さを求める傾向がある。
<規律性>
順序立てての行動や物事を習慣化することができる。
予測不能な出来事や変化を嫌う傾向がある。
<原点思考>
物事の本質を捉えることができる。
過去を振り返ることができる反面、過去に引きずられがちな傾向がある。
<公平性>
物事や人間関係を平等に扱うことができる。
バランスが取れる反面、個人主義を嫌う傾向がある。
下位の資質について調べた時、上位の資質は反対のことが書かれていて驚きました。
この中だと、「変化を嫌う」規律性と「変化を好む」適応性が該当します。
また、適応性の中にある「多様性を受け入れる」部分。
私自身、根本的に「人は性格も考えも違うので、それを他人がどうこうできるものではない」と思っています。
この辺りは最下位の公平性の資質とは逆なので、順位にとても納得しました。
テスト後の感想
今回は、34個の資質全ての結果が分かるテストを受けました。
上位5個でも、自分の資質がかなり表れていますが、10位くらいまで見るとより理解が深まります。
私の場合、先ほど紹介した上位5個は、資質をグループ分けしたときの「影響力」がありません。
これは10位まで見ても入っていないので、自分には少ない力ということが分かりました。
ストレングスファインダーのテストを受けて、自分の行動や思考のパターンが客観的に知れたのは、自分を知る上で本当に良かったです。
テスト結果を確認し、強い資質と弱い資質が浮き彫りになるのが楽しく感じました。
これを活かしていくには、強い資質の良い部分を伸ばし、弱い資質を補う行動を取っていく必要があるのですが、まずは上位資質を深掘りしたいと思おいます。
こうやって問題・課題を明確にするのが楽しいと思えるのは「回復志向」の特徴かも知れませんね。
まとめ
今回は自分の心と向きあうツールとして、
「ストレングスファインダー」を紹介しました。
最後にまとめです。
ストレングスファインダーの診断について
ストレングスファインダーのテストを受けると分かることは、このようなことです。
- 34の資質(才能の種)の順位
- 資質の上位は自分の強みの元
- 資質の下位は自分にとって少ない要素
- 資質の組み合わせから強みとなり得る力のグループが分かる
- 資質を強みへと昇華させるには個々の資質について深める必要がる
ストレングスファインダーのテストを受けるには3つの入口があります。
- 公式サイトから直接アクセスコードを購入
- 関連書籍を購入してアクセスコードを得る
- スマホアプリからアクセスコードを購入
ちなみに、アクセスコードが記載された書籍はこちらの3つ↓
※アクセスコードを確実に得るためには、中古でなく新品を購入してください。
行動や言葉にブレがない人って人を惹きつける魅力があると感じます。
そういう人は、ちゃんと自分のことを知っているし、揺るがない価値観を持ってますよね。
また、自分の得意なことは精一杯やり、苦手なことは無理をしない。
ちゃんと助けを求められるのも魅力のひとつだと思います。
ストレングスファインダーの考えでは、弱みとなる部分を無視したり、排除しようという考えはありません。
レポートには、弱みに対してまずは把握し、サポートを求めるようにとのアドバイスがあります。
そして、上位資質など他の資質でカバーすることも大事とのこと。
自分の強みを知っているからこそ、周りをサポートできる。
自分の弱みを知っているからこそ、素直に助けを求められる。
こんな人に近づければ、自分にとって納得のできる人間関係が築けますね。
コメント