うさぎさんには様々な種類がいます。
その中でも「ネザーランドドワーフ」という名前の品種は、聞いたことがある方が多いのではないでしょうか?
私自身、うさぎさんを飼う前からその名前は知っていました。
小柄な体形で、顔の丸みがかわいい大変人気な品種です。
しかし、一方でこんなマイナスイメージも。
『なつかない』『性格が悪い』『わがまま』
今日はうさぎさんの中でも、性格が難しそうな印象を持たれる「ネザーランドドワーフ」について解説していきます。
- ネザーランドドワーフについて実際の様子を知りたい
- 実際に飼っており、自分のうさぎと比較したい
- どの種を飼うか迷っており参考にしたい
ちなみに、我が家のうさぎさん、奏(かなで)くんは、まさに「ネザーランドドワーフ」です。
この記事では、一般的なイメージと私が実際に飼ってみた様子を交えて性格やなつき具合など詳しく書いていきます。
ネザーランドドワーフをお迎えしたばかりですと、その個性の強さに戸惑うこともあるかと思います。
そんな人にはぜひこの記事を読んでいただき、どうか少しでも安心していただけると嬉しいです。
一般的な基本データ
まず初めに、ネザーランドドワーフについての一般的な特徴などを解説します。
体型、体重
うさぎさんと言えば長い耳が特徴的ですが、ネザーランドドワーフは他の種より耳が短めです。
また、まるい顔立ちに目は大きく、体が小柄なため、その愛らしい見た目でペットショップでは人気の種として販売されています。
体重はかなり軽く、おとなになっても1kg台!
あまり大きく成長する品種ではありません。
以下の表では、ネザーランドドワーフと並んで人気の品種である、たれ耳が特徴の「ホーランドロップ」と比較していますのでご参考ください。
※ラビットショーでの基準を参考にしていますので、純血種の理想体重です。
品種名 | 体重 |
---|---|
ネザーランドドワーフ | 約900g |
ホーランドロップ | 約1800g |
これを見ると、同じ「うさぎ」であってもネザーランドドワーフはホーランドロップの約半分の体重しかないことが分かります。
※個体によってバラつきはあります。
性格
一般的に言われている性格について、マイナス・プラスイメージでそれぞれ以下のようにまとめています。
- わがまま
- 怒りっぽい
- 抱っこが嫌い
- ナワバリ意識が強い
- 甘えたがり
- 感情が豊か
- 体が小さいまま
- 行動的(元気いっぱい)
「ネザーランドドワーフ」は、体が小さくぬいぐるみのような可愛い見た目です。
でも、行動がとても活発で、結構やんちゃな面があります。
その反面、慣れてくれるととてもなついてくれる。
まさに、ツンデレという言葉がよく似合う性格なのではないでしょうか。
寿命
一般的には7年くらいが多いですが、今や10年以上生きる個体も多くなっています。
これはうさぎさん全体に言えることです。
ちなみに、長生きさせるためには牧草中心の生活を心がけ、適度な運動をさせて健康を保つことが大事となります。
サプリや生野菜など、食生活を豊かにしてあげることがより長生きの秘訣です。
人間が食生活や運動をすることで健康寿命が延びるのと同じですね。
我が家のうさぎさん、奏くんの場合
前提
前置きとして、我が家の奏(かなで)くんについてお話しますと、ホームセンター内のペットショップでお迎えしたので血統書などはありません。
人気のあるネザーランドドワーフなのに、驚きの「税込1,980円」(2012年8月時点)で売られていました。
この値段からしても、恐らく純血種では無いと思われます。
私と奏くんの出会いについてはこちらの記事をご覧ください。
体型や性格について
体型、体重
体型はネザーランドドワーフの特徴もありつつ、純血種の同種よりは長めの耳です。
それでも、ロップイヤーやミニウサギといった他の種と比べるとかなり短いですね。
自分で毛づくろいしているとき、耳に手が届かずに空振りしている様子が多く見られます。
体重は2021年11月時点で1300gです。
9歳という高齢うさぎさんなので、あまりペレットは食べさせず牧草中心の生活をさせています。
一番活発だった6年前は1450gぐらいでしたので、年齢を重ね食事内容も変わった関係で年々減っている状況です。
性格
ネザーランドドワーフの特徴通り、非常に活発な行動をするうさぎさんです。
3〜5歳の時が一番元気でして、よく私の足元をぐるぐると走り回っていました。
この時期に一度、室内で遊ばせる時間を普段より短くしてしまった時があり、その夜はひと晩中足ダンをされてしまいました。
うさぎさんが後ろ足を強く地面に叩きつけて大きな音を出す行為。正式名称は「スタンピング」。
主に警戒する際に行うが、飼い主に対する意思表示の際にも行うことがある。
このように、元気で活発な反面、自己主張が強くわがままです。
9歳になった今でも、ご飯の時間が少しでも遅れるとケージをかじったり、足ダンをして要求してきます。
また抱っこが嫌いで、小さな頃は病院に連れて行く・薬を飲ませるのが本当に大変でした。
今でも抱っこは嫌いで、やむをえず抱き上げないといけない時もすごく暴れます。
そんな暴れん坊ですが、撫でられるのが大好きです。
いつも「撫でてくれ」と言わんばかりに、私の手に顔を近づけてきますし、私がご飯を食べたり何か作業をしているときも、ケージ内からじっと見つめてきます。
ツンデレのツンの部分がかなり強いですが、デレも強いです。
トータルで見るとバランスが良いのかも知れません。
寿命
前述の通り、2021年11月現在で奏くんは9歳を迎えています。(正しくは9歳と5ヶ月)
何度か体調を崩したことはありますが、都度病院でお世話になったおかげで元気に過ごせています。
最近も病院に連れて行ったので、こちらの記事もご参照ください。
まとめ
最後にまとめです。
ネザーランドドワーフの基本的な特徴は以下のようになります。
体重 | 約900g |
寿命 | 約7年(最近は10年以上生きる場合もあり) |
外見 | 耳が短め、目が大きく、顔が丸い |
成長による変化 | おとなになっても1kg台のまま、あまり大きくならない |
続いて、性格についてマイナスイメージ・プラスイメージをまとめています。
- わがまま
- 怒りっぽい
- 抱っこが嫌い
- ナワバリ意識が強い
- 甘えたがり
- 感情が豊か
- 体が小さいまま
- 行動的(元気いっぱい)
見た目の特徴は同じ種なら大きくは変わりません。
しかしながら、性格や寿命は基準があるものの、結局は個体差が大きいです。
特に、「ネザーランドドワーフ」の性格については、基本としてかなりやんちゃであることは想定しておくべきです。
奏くんも、幼い頃は色んなものをよくかじる・掘る・ひっかくなどやりたい放題でした。
また、オスなのでマーキングもして、壁や私自身が被害を被ることも。
イタズラが多いのでかなり手を焼くかと思いますが、実はとても甘えたがりです。
愛情を注げばその分甘えて来てくれる様になります。
いたずらの度合いや内容は個体によって違うので、時には心を鬼にして厳しくしつけることも大事です!
うさぎさんは真剣に向き合えば必ず応えてくれるので、最初が大変でも諦めず、投げ出さずに接してあげてください。
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